呼吸器外科と乳腺外科 新患の受け入れ中止『大分合同新聞』2012年3月16日付

『大分合同新聞』2012年3月16日付

呼吸器外科と乳腺外科 新患の受け入れ中止

 大分大学医学部付属病院は4月1日から、呼吸器外科と乳腺外科で新たに患者を受け入れないと15日、発表した。移籍や定年退職に伴い医師が確保できないため。同病院総務課は「現在、全国規模で医師を募集をしており、できる限り早い再開を目指したい」としている。同病院で、医師が確保できず、新患の受け入れを中止するのは初めてという。

 同課によると、両科の医師が所属する医学部総合外科学第2講座の医師10人のうち7人が3月末付で辞め、後任が確保できないため。同講座の川原克信教授は定年退職、残る6人は他の医療機関に移るという。

 新年度からは、医師が3人態勢になるため、入院患者や、継続して受診中の患者にも別の医療機関を紹介している。

 同病院は、高度医療を提供する特定機能病院。呼吸器外科は肺がんや自然気胸など、乳腺外科は乳がんなどの治療をしている。2010年度の年間外来患者は、呼吸器外科が1338人、乳腺外科が1879人。同年度の延べ入院患者は呼吸器外科が3568人、乳腺外科は1352人。

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