8年連続で国下回る=地方公務員給与-総務省調査時事通信配信記事2012年3月16日付

時事通信配信記事2012年3月16日付

8年連続で国下回る=地方公務員給与-総務省調査 

 総務省は16日、昨年4月1日現在の地方公務員給与の実態調査結果を公表した。国家公務員を100とした場合の地方公務員(一般行政職)の基本給水準を表すラスパイレス指数は前年比0.1ポイント増の98.9にとどまり、8年連続で国を下回った。

 調査は、東日本大震災の影響で実施できなかった10市町村を除く全国の自治体を対象に行った。諸手当を含めた全職種の平均給与月額は前年比1734円減の38万3839円(平均年齢42.8歳)。国家公務員は40万9644円(同42.5歳)で、地方が2万5805円低かった。 

 団体区分別の指数は、都道府県99.3、政令市101.3、一般市98.8、町村95.3。100未満の自治体は全体の83.2%に当たる1484団体だった。全自治体で最も高いのは神奈川県葉山町で104.9。最低は大分県姫島村の72.9だった。

 国家公務員給与は2月に成立した特例法に基づき2年間7.8%引き下げられるが、今年4月からの実施のため今回の調査結果には反映されていない。

◇ラス指数上位・下位3団体

【上位団体】
〔都道府県〕
(1)静岡県     103.4
(2)神奈川県    102.9
  愛知県     102.9
〔市町村〕
(1)神奈川県葉山町 104.9
(2)神奈川県藤沢市 104.7
(3)千葉県松戸市  104.5

【下位団体】
〔都道府県〕
(1)北海道     92.5
  岡山県     92.5
(3)島根県     92.9
〔市町村〕
(1)大分県姫島村  72.9
(2)新潟県粟島浦村 73.9
(3)北海道留萌市  75.1

 

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com