秋田大が「国際資源学部」 14年開設目標 文理融合、幅広く学ぶ 『読売新聞』2012年3月3日付

『読売新聞』2012年3月3日付

秋田大が「国際資源学部」 14年開設目標 文理融合、幅広く学ぶ 

 秋田大学が新学部「国際資源学部」(仮称)の設置を検討していることが2日、わかった。資源開発や環境対策など、資源学全般を幅広く学び、国際的に活躍できる人材を育成するのが狙い。分野が重複する既存の学部を再編し、現在の全3学部から同4学部に改組して、2014年4月の開設を目指す。 

 同大によると、新学部は、現在の工学資源学部の資源学系分野と、教育文化学部の国際系分野を合わせた文理融合型。資源開発やリサイクル、環境政策などを総合的に学び、国際レベルで活躍できるよう、英語のみの授業や学生の海外留学の義務化を検討している。また、秋入学を実施する可能性もあるという。 

 工学資源学部と教育文化学部は新学部の設置に伴って改組し、工学資源学部は「理工学部」(仮称)とする方針。実現すれば、新学部の設置は1970年の医学部以来となる。 

 同大は今後、新学部設置と既存学部の改組について検討する学内組織をつくり、県内の高校や企業にヒアリング調査を行う。新学部の学科や学生の規模などは、その調査結果などを参考に決めるという。

 同大は「秋田大が鉱山学部時代から蓄積した知識や人脈は、現在重要性が高まっている資源開発に大きく貢献できる。その強みを世界水準に高め、大学の競争力を強めたい」としている。 

 

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com