『陸奥新報』2012年1月27日付
弘大・遠藤学長が最後の定例会見
弘前大学の遠藤正彦学長(75)は26日、同大で定例会見を開き、東京大学が秋入学移行を本格検討していることについて「個人的な見解」とした上で、「より一層大学の階層化が進むことになりかねず、国としての制度設計を進めなければならない」との考えを示した。
この日は今月末で退任する遠藤学長の最後の会見となった。就任から10年間の国立大学法人化の中での実績や、弘大の国立大学法人評価の向上などの取り組みを振り返り「無我夢中でやってきた。大変だったが、多くのことをやれたのは教員職員の協力があったから。充実していた10年だった」と総括した。