時事通信配信記事2012年1月25日付
野田首相、東大の秋入学検討を評価＝政府、環境整備検討へ
野田佳彦首相は２５日、首相官邸で開いた国家戦略会議で、東京大学が学部の秋入学移行の本格検討に着手したことについて「グローバル人材の育成の観点からすると大変、評価できる動きではないか」と語った。これに関連し、藤村修官房長官も同日の記者会見で「どういう問題点があるか検討するよう指示したい」と述べ、大学が秋入学を行うための環境整備を政府として検討する考えを表明した。
２７日の各府省連絡会議で、事務次官らに対応を指示する。企業の採用活動への影響や、高校卒業から大学入学までの半年間の過ごし方などに関して論議し、支援策を検討する見通し。秋入学に慎重論もある中で、政府の取り組みが活発になれば移行を促す要因となりそうだ。（2012/01/25-19:04）