東工大学長候補、研究室に預け金…関与はせず 『読売新聞』2012年1月19日付

『読売新聞』2012年1月19日付

東工大学長候補、研究室に預け金…関与はせず 

 東京工業大学(東京都目黒区)の次期学長候補だった岡崎健教授(62)が研究費を巡る不正経理を指摘された問題で、同大の特別調査委員会(日野正晴委員長)は19日、同教授の研究室で「預け金」とみられる約127万円の経理処理があったとする調査結果を発表した。 

 研究室の教員が経理処理を担当しており、同教授は「関与していなかった」と結論づけた。今後は学長選考会議で、同教授が学長候補者に適格かを判断するという。 

 調査では、研究室に2005年度に納入されたノートパソコンなどの購入を巡る経理処理について、一時的に業者側にプールされていた資金が購入代金に充てられたことを、預け金だったと認定。同教授はこの経理処理に関与していなかったが、日野委員長は「研究室の管理者として、一定の責任を負う」と指摘した。 

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