「高知短大存続を」卒業生ら署名活動へ『高知新聞』 2011年12月10日

『高知新聞』 2011年12月10日

「高知短大存続を」卒業生ら署名活動へ

 廃止が検討されている高知短大(高知市永国寺町)の卒業生有志らでつくる「高知短大存続を求める会」などは9日、県庁で会見し、「短大のニーズはなくなっていない。高知の財産を守るべきだ」などと存続を訴えた。来年1月まで署名活動を展開し、知事や県議会に要望書を提出する。

 同会は以前から、短大存続を求めて活動していたが、同大と高知県立大を運営する県公立大学法人(南裕子理事長)が7日、永国寺キャンパス改革の一環として廃止を具体的に提案したことから、会見した。

 改革案は、県大文化学部に夜間コースを設けるなどして、社会人が働きながら学べる短大機能を引き継ぐとしているが、「ー求める会」は、短大は経済的に厳しい人の選択肢▽四年生になると県外からの受験者が増え、県内の人のハードルが高くなる▽働きながら四年生大学で学士を取るのは期間が長いーなどと指摘。

 同大の現役学生らを含め十数人で会見に臨んだ同会の小松佐智男会長は「誰もが学びたい時に学びに行けるのが短大。切り捨てるのではなく、育てていくのが法人の使命」と訴えた。

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