■学長選考にさいして考えました。こぶし 第5号 2011年11月16日(抜粋)高知大学教職員組合中央執行委員会機関紙

こぶし 第5号 2011年11月16日(抜粋)

  高知大学教職員組合中央執行委員会機関紙

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■学長選考にさいして考えました。

 学長候補者の選考にかんする日程が公示されました。

 11月28日が候補者の推薦の締め切りで、12月26日に意向投票がおこなわれます。 

 今回の学長選考は、高知大学に働く全職員が高知大学のこれまでをふりかえりながら、これからに向けて合意形成をおこなう機会となるべきものだと私たち教職員組合では考えます。そこで私たちなりに、高知大学の現状がかかえる課題について考えてみました。少し辛めの現状分析となりましたが、高知大学を少しでもよくしたい!という私たちの思いのあらわれと受け止めてほしいと思います。こうした課題に取り組んでくれるひとに次期学長になってほしいと私たちは考えます。

 1.高知大学は、誰もが元気に明るく、働きがいを感じて働ける職場にならなければならないし、そのための取り組みを必要としている。 

 2.高知大学の運営が、長期展望を欠いた場当たり的対応に陥っており、そのことが理念や目的を職員が共有することを難しくしている。

 3.高知大学において、法人化にともないすすんだ大学運営のトップ・ダウン化が、職員の自発性・主体性を損なうことになり、組織の停滞を招いている。

 4.高知大学において、大学運営のトップ・ダウン化とともに、現場の職員に責任が押しつけられることで執行部が免責されるという構造が生まれている。

 5.高知大学において、学長への権限の集中にともなう学長裁量経費の増大が、研究費等の配分におけるアンバランスをひきおこしている。

 6.高知大学において事務系職員に導入されている評価査定給制度のもとで、昇級や期末勤勉手当において優遇される者とそうでない者との階層分離が生じている。

 7.高知大学を、パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントなどにつながるような職場の権力関係が存在しない大学としてゆくためには、さらなる取り組みが必要である。

 8.高知大学に限らず、研究資金が外部への依存の度合いを高めていることが、大学の対外的な発言力を弱めることになっている。

 12月の上旬には第1次候補者が決まりますが、第1次候補者に(これらの課題への取り組みに関する)公開質問状をだし、その回答を全職員に配布する予定です。

 組合では皆さんからのご意見をお待ちしています。

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