女性が働きやすい大学運営を論じる 東京学芸大で学長ら3人『朝日新聞』2011年12月8日付

『朝日新聞』2011年12月8日付

女性が働きやすい大学運営を論じる 東京学芸大で学長ら3人 

 村松泰子・東京学芸大学長ら3人の女性学長、副学長によるフォーラム「女性の視点を生かす大学運営」が7日、東京都小金井市の東京学芸大で開かれた。

 フォーラムではまず、助手、准教授、教授と進むに従って女性の割合が低くなり、自然科学系の分野で女性が不足している各大学の現状を確認した。

 天野正子・東京家政学院大学長は自身の出産、育児の経験を交え、「カリキュラムに女性学やジェンダー論を整え、いろいろな大学の出身者が集まって性別も偏っていない職場は女性も働きやすい」と指摘した。

 江原由美子・首都大学東京副学長は「女性が抱える問題を指摘し、女子学生向けのキャリア支援、性暴力を防ぐための研修の必要性を常に訴えてきた」と報告。村松学長は「男女共同参画の遅れは少子化と同じくらい重大な問題。もっと女性の力を活用すべきだ」と話した。

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