京大、来年の入試で監督者増員 「電波遮断難しい」『日本経済新聞』2011年11月15日付

『日本経済新聞』2011年11月15日付

京大、来年の入試で監督者増員 「電波遮断難しい」

 今年2月に入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された事件を受け、京都大は15日、来年行う入試では試験場の監督者を増やし、巡回方法を工夫することを明らかにした。投稿に使われた携帯電話については、これまでと同様に電源を切った上でかばんに入れ、会場の所定の場所に置くという。

 京都大は、事件を受け学内の教員で組織した「入学試験調査・検証委員会」を設置し対応策を検討。10月に結果を入試委員会に答申した。

 この日、記者会見した淡路敏之理事は「電波を遮断するなど、さまざまな方法が提案されたが、実現の観点などから難しい」と話した。

 このほか、募集要項に不正行為の内容を明示したり、受験票に受験のマナーを記載したりすることを新たに始める。〔共同〕

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