佐賀大と鳥栖市が協定 地域医療、産業振興などで協力『佐賀新聞』2011年11月11日付

『佐賀新聞』2011年11月11日付

佐賀大と鳥栖市が協定 地域医療、産業振興などで協力 

 佐賀大学と鳥栖市は10日、医療・福祉や地域・産業振興、教育・文化の3分野で連携する「相互協力協定」を結んだ。重粒子線がん治療施設、サッカー・J2サガン鳥栖などが立地する特徴を生かし、協力して地域振興を進める。

 協定は大学の知的資源を活用し、地域や社会の諸問題を解決する地域連携の一貫。鳥栖市には、佐賀大が密接にかかわるシンクロトロン光研究センターや産総研、建設中の重粒子線がん治療施設があるほか、サガン鳥栖とも健康増進プログラムを進めてきた。

 今回の協力締結で、さらに組織的な対応を深める。協力分野は①地域医療と福祉の向上②地域振興と産業振興の向上③教育・文化・生涯学習および人材育成。既に同大が全県的に展開している認知症サポート事業のほか、新たに古文書調査やスポーツを通した地域振興策などに取り組む。

 鳥栖市役所で調印式に臨んだ佛淵孝夫学長は「地域とともに未来へ向けて発展する大学を目指す」、橋本康志市長は「より一層の協力関係を構築して発展させたい」と抱負を語った。

 協定は、3年ごとに自動的に更新する。佐賀大と県内自治体の協定締結は6件目になる。

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