ニュースレター NO.32 2011、11、7 公正な学長選考を求める裁判を支える会

ニュースレター NO.32

                    2011、11、7
公正な学長選考を求める裁判を支える会

     事務局:高知県高知市曙町2-5-1 高知大学教職員組合内
        (TEL/FAX 088-844-1489)

 次期学長選公示される
  ーそして、今度こそ公正な学長選考の実現へー

 高知大学の構成員の皆さん。裁判に注目している全国の皆さん。

 11月1日(金)高知大学学長選考会議は次期(2012年4月~)学長選の
日程を発表いたしました。ご存知の通り、私たちは高松高裁において「高知大学
学長任命無効確認訴訟」の控訴審を闘っています。現学長の任命無効を求めた裁
判の結論が出る前に、「次期」学長の選考手続きが始まったということは「逃げ
切り」を許しつつあるということですから、私たちとしては慙愧の念に耐えませ
ん。

 別の見方をすれば、私たちがずっと求め続けていた「公正な学長選考」を今度
こそ実現する機会(多分最後の機会)が訪れたということでもあります。たしか
に、「失われた4年間」はもう帰ってきません。しかし、明るく活き活きとした
未来ある高知大学を私たち自身が主体的に創っていくという強い意志を再確認し、
このチャンスを前向きに捉えたいと考えます。学生,職員,教員に支持され,こ
れからの高知大学にふさわしい新学長を民主的かつ公正に選考するという私たち
の長きに渡る運動を、今、成就させるときに来ているのではないでしょうか。

 もっとも大事なことは、高知大学が生まれ変わり,明るい将来展望と明確な道
標を示し,私たちが目標に向かってがんばれること。そのリーダーとして、よも
や「世襲」あるいは「院政のための傀儡」を樹立するようなことはないでしょう、
否、決してあってはならないことです。高知大学の未来のために。また、この大
学で学び、仕事をして本当に良かったと思える学生、職員、教員となるために、
今度こそ、公正に学長を選考し、私たちみんなが力を合わせて新生高知大学を創
造していける体制をつくろうではありませんか。

■12・26 意向投票へ!

以下、今回学長選考について公表されたことを確認しておきましょう。

 1 委員

 学外委員4名のうち経営協議会から新たに選出されたのは宮村憲章氏(高知新
聞論説顧問)。それ以外の学外委員は前回(4年前)と同じく関裕司氏(ニッポ
ン高度紙工業会長)、西山彰一(宇治電化学工業社長)、細木秀美(細木病院理
事長)の3名。
 
 2 議長
 
 従来は最年長者を議長に選出する慣例があったが、今回はなぜかそのやり方を
とらず、小槻理事が選ばれた(最年長は脇口医学部長)。議長代行は桜井理事。

 3 意向投票管理委員会

 学部等から一名の委員であったものが学系から二名と改められた。

 4 主要な規則改正点

 「過半数」の定義:議長を含まないことが明記された
  開票後の票の管理について明記された
  期日前投票の条件が緩和された
  学長選考会議の最終決定の際に学長選考会議による「候補者からのヒアリン
グ」を行うことになった(極めて大きな変更点)

 5 日程

  公示                11・1
  推薦依頼              11・2
  推薦受け付け締め切り        11・28
  期日前投票             12.9~22
   意向投票              12・26
   候補者からのヒアリング及び最終選考 12・27

 残念ながら、意向投票の位置づけは、前回と同様「尊重して」ではなく「参考
にして」となっています。意向投票結果において、構成員の意思の現れ(得票数
の差)が顕著であればあるほど、選考会議はその結果を無視できず、「尊重」す
る判断を行うと期待されます。また、そうすることで正に選考会議が学内外へ透
明性ある説明責任を果たすことができると考えられます。

 現執行体制に終止符を打ち、新しい体制に変革することは決して簡単なことで
はありませんし、勇気のいることでしょう。長期政権はマンネリ化します。ここ
で勇気を出して現状を変え,私たち自身が高知大学の新しい未来を担い、開拓し
ていくという決心をしなければならないと考えます。

 12月26日には、構成員の断固たる意思を明確に示そうではありませんか!

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