【釜石】岩手大がサテライト開所式 水産振興の拠点『岩手日報』2011年10月31日付

『岩手日報』2011年10月31日付

【釜石】岩手大がサテライト開所式 水産振興の拠点

 岩手大(藤井克己学長)の三陸復興推進本部釜石サテライトの開所式は30日、釜石市鈴子町の市教育センターで行われた。東京海洋大、北里大との連携推進に関する基本合意書も締結。沿岸の復興と魅力あるまちづくりを目指した研究開発を本格化させる。

 釜石サテライトは市教育センター5階に置き、1日から専任スタッフ4人が業務を始めている。自治体や漁協、企業、住民との調整を行う大学の現場窓口として、支援ニーズの把握や復興プロジェクトの推進、研究成果の情報提供を行っている。

 基本合意書の調印式は藤井学長、東京海洋大の松山優治学長、北里大の相沢好治副学長が出席。藤井学長は「釜石サテライトを沿岸の足場として3大学の連携を推進する。被災地の水産業振興のため、貯蔵、加工、流通、ブランド化の研究をスクラムを組んで進めたい」と決意を語った。

 今後は釜石サテライトを拠点に、海洋研究の総合大学として豊富なノウハウを持つ東京海洋大と、海洋バイオテクノロジー研究所(釜石市)などを持つ北里大と連携。水産業の復興・発展に寄与する研究開発や高度な専門人材の育成に力を入れる。

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