群馬大、医療系NPO法人の設立・運営ノウハウ確立-国内未承認薬の臨床研究など『日刊工業新聞』2011年10月28日付

『日刊工業新聞』2011年10月28日付

群馬大、医療系NPO法人の設立・運営ノウハウ確立-国内未承認薬の臨床研究など

 群馬大学共同研究イノベーションセンターは、医学部の知を地域で社会活用する、医療系NPO法人の設立・運営ノウハウを確立した。資金管理が透明なNPO法人で、理事に学外の人を入れることで、企業からの寄付金などを得やすくするのが狙いだ。医療従事者や市民に向けた講演会開催のほか、インターネット公開の病理画像データベース(DB)、国内未承認薬の臨床研究企画などで五つのNPO法人を稼働させている。

 NPO法人の活動は、群馬大の医学部各教室が手がけていた研修会開催が多い。NPO法人では予算・決算など明確で、外部の寄付受け入れや講演会の講師謝礼などが扱いやすい。理事長に教授が就き、理事会メンバーは医学部関係者と、企業人など民間人からなり産学半々だ。

 群馬大で産学官連携コーディネーターを務めていた大石博海氏(スズケン事業開発部顧問)が、半年で県の認可を得る道筋を整えた。

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