山口大:相互データ保全へ、実証実験 鹿児島大と同意書『毎日新聞』山口版2011年10月22日付

『毎日新聞』山口版2011年10月22日付

山口大:相互データ保全へ、実証実験 鹿児島大と同意書

 山口大学(山口市)は21日、災害時などの緊急時でも貴重な大学のデータが保全できるように、鹿児島大学と「大学間データバックアップ実証実験」の同意書を締結したと発表した。山口大学や文部科学省によると、「国立大学で同様の取り組みは初めてではないか」と話している。両大は先月30日に同意書を締結、4日に鹿児島大学で締結式を行った。

 山口大によると、東日本大震災を受けて、大学の重要なデータが事故や災害で消滅してしまう危険性を考慮。鹿児島大とは共同獣医学部を来春設置予定でもあり、6月ごろから大学間でのデータ保全の取り組みを模索していた。

 財務や会計などの業務系を中心に、12月までにバックアップの実証実験を開始。協議を重ねながら、学生や教授の研究データなども含めて、システムの構築を目指す。【佐野格】

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