東北大史料館フルオープン 魯迅展示室を開設 宮城 MSN産経ニュース配信記事 2011年10月9日付

MSN産経ニュース配信記事 2011年10月9日付

東北大史料館フルオープン 魯迅展示室を開設 宮城

 中国の文豪、魯迅(1881~1936年)の仙台留学時代の資料などを紹介する魯迅記念展示室が仙台市青葉区片平の東北大学史料館に開設され、多くの見学者が訪れている。同史料館は東日本大震災の影響で一部が閉鎖されていたが修理が終わり、8日にフルオープンした。

 魯迅は本名・周樹人。1902年(明治35年)に日本に留学し、04年から06年にかけて東北大医学部の前身である仙台医学専門学校で医学を学んだ。そこで藤野厳九郎教授に懇切な指導を受けた思い出は、のちに「藤野先生」という作品につづられている。

 展示室は同史料館1階にあり、周樹人に対する入学許可書や成績表の複製などを展示。周青年の1年生のときの成績が、142人中68番だったことが分かる。

 藤野先生との関係では、周青年がとった解剖学の講義ノートを、藤野先生が丁寧に赤ペンで添削しているのを見ることができる。これは、原本を所蔵する北京の魯迅博物館から贈られた複製という。

 また、魯迅が終生大切にしたとされる「惜別 藤野 謹呈 周君」との裏書きのある藤野先生の写真や、作家になってから魯迅が書いた掛け軸なども紹介されている。

 記念展示室は4月に開設予定だったが震災で延期となり、9月にオープンセレモニーを行って開設を祝った。展示物には中国語の解説もつけられており、中国からの留学生たちも熱心に見学している。

 入場無料。通常は土・日曜日と祝日が休館だが、2階の東北大の歴史などの展示を含めフルオープンするのを記念し、11月6日までは祝日を除き開館する。問い合わせは(電)022・217・5040。

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