日中の研究者 大規模な交流会 NHKニュース配信記事2011年10月9日付

NHKニュース配信記事2011年10月9日付

日中の研究者 大規模な交流会

科学技術分野で急速な発展を続ける、中国の大学や研究機関を招き、産学連携の強化などを図ろうという大規模な交流会が、9日から東京で始まりました。

この交流会は科学技術振興機構などが開いたもので、中国からは、国外のイベントとしては最大規模の52の大学や研究機関が参加しました。初めに、来賓として招かれた中国の程永華駐日大使が、「両国の科学技術の100年について議論を交わすことは、東アジア地域の協力強化に重要な意味を持つ」とあいさつしました。会場には日本と中国の大学などのブースが100以上登場し、それぞれの担当者が関心のあるブースを回り、研究開発や産業化に向けた協力の在り方などについて意見を交わしました。このうち東京大学の担当者は、中国でもトップレベルの上海の大学のブースを訪ね、大学全体に交流を広げることや、環境問題などの解決に必要な研究協力を提案していました。中国の研究者は142万人余りと、日本の2倍、世界トップのアメリカと肩を並べるほどにまで増えており、主催者は「中国の科学技術は想像以上に発展しているが、日本ではまだあまり知られていない。こうした機会を通じて実態を知り、より一層連携を深める必要がある」と話しています。

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