留学生減に歯止め 大学支援へNHKニュース配信記事10月2日付

NHKニュース配信記事10月2日付

留学生減に歯止め 大学支援へ

日本人の留学生の減少に歯止めをかけて国際社会で活躍できる人材を育成しようと、文部科学省は、留学しやすい環境づくりに積極的に取り組む大学を財政的に支援することになりました。

世界のグローバル化が急速に進む一方、日本から海外へ留学する学生は平成16年の8万3000人をピークに減少し、平成20年にはピーク時から20%減るなど日本人学生の「内向き化」が指摘されています。このため文部科学省は、留学生の減少に歯止めをかけて国際社会で活躍できる人材を育成しようと、留学しやすい環境づくりに積極的に取り組む大学を財政的に支援することになりました。海外の大学での単位取得や帰国後の就職についてアドバイスできる留学事情に詳しい人材を大学が学内に配置したり、語学を担当する教員のレベルアップに向けた研修をしたりする場合、その経費を負担します。文部科学省は全国60の大学を支援することを想定し、120億円余りの予算を確保したいとしています。文部科学省は「若い人たちの『内向き』志向を変えて、国際的な舞台で活躍できる人材を育てることで日本の力を向上させていきたい」と話しています。

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