『秋田魁新報』2011年9月27日付
県立大の届け出受理、文科省 秋田大との共同大学院設置
文部科学省は26日、2012年度に共同大学院(共同ライフサイクルデザイン工学専攻)を秋田大と設置する県立大を含む全国7校の届け出を受理したと発表した。文科省によると、公立大と国立大が共同で大学院を設置するのは初。
県立大は7月23日に設置を届け出て、文科省が教員数が適切かなどを審査。今月26日までに「問題ない」と判断した。県立大は、大学院システム科学技術研究科に同工学専攻を設置。既存の4専攻(機械知能、電子情報、建築環境、経営システム工学)の専任教員の一部5人を配置する。学生の定員は5人。既存の専攻の定員は5人減らす。
秋田大は工学資源学研究科に同工学専攻を新設する予定。文科省の12年度予算概算要求後、秋田大が教員数や入学定員数などを盛り込んだ設置報告書を提出すれば、開設が決まる見通し。