京都銀、名古屋大と産学連携協定 中部進出の地盤固め『日本経済新聞』2011年9月21日付

『日本経済新聞』2011年9月21日付

京都銀、名古屋大と産学連携協定 中部進出の地盤固め

 京都銀行は20日、名古屋大学と産学連携活動を実施する協定書を結んだ。京都銀の取引先に名古屋大の優れた研究成果を紹介して、研究開発を側面支援し、取引先の事業拡大にもつなげる。同行は今年4月に26年ぶりに名古屋に再進出している。今後の店舗網拡大も視野に入れた地盤固めとする意向だ。

 関西の金融機関が名古屋大と産学連携協定を結んだのは初めて。京都銀の産学連携としては20番目の大学となる。

 協定によると、お互いに産学連携に関する活動を支援し、地域動向の情報を交換。地域で技術開発の相談を受け付け支援する。名古屋大は自動車関連分野だけでなく、農業関連も得意としており、京都など関西の企業で共同研究のニーズがあると判断した。

 名古屋大で同日協定にに調印した高崎秀夫頭取は「広域型地方銀行として中部と関西の双方が経済活力を持続的に発展させるよう貢献していきたい」と語った。

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