秋大教育文化学部を再編 13年度グローバル化にあわせ『読売新聞』秋田版2011年9月19日付

『読売新聞』秋田版2011年9月19日付

秋大教育文化学部を再編 13年度グローバル化にあわせ

 秋田大は16日、教育文化学部を2013年度に再編する方針を明らかにした。現在ある学校教育、地域科学、国際言語文化、人間環境の4課程を、教員養成、人文科学、社会科学の3課程にする。同学部について、教員養成とそれ以外の分野にメリハリをつけてテコ入れする。

 吉村昇学長は再編について、同日に秋田市で開かれた県高校長協会との懇談会で、「秋田大の弱点は教育文化、医学、工学資源の3学部しかないこと。もう一つ文系学部があればと悔やまれ、(教育内容を)膨らますよう動いている」と語った。

 教育文化学部は、師範学校の時代から、県内の教員養成の中核を担ってきた。再編の背景には、伝統ある教員養成以外にも、グローバル化など時代の変化にあわせた教育を強化していかないと、地方大学は生き残れないとの危機感がある。

 教育内容の充実に関連して、吉村学長は、英語で授業を行う国際教養大、農学系学部のある県立大との関係について、「今すぐは無理だが、10年後、20年後に3大学が一緒になる可能性はゼロではないと思っている」と述べ、連携をさらに進める考えを示した。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com