救命医療の充実へ 島根県が鳥大救急センターを支援『日本海新聞』2011年9月16日付

『日本海新聞』2011年9月16日付

救命医療の充実へ 島根県が鳥大救急センターを支援

 島根県は、救命医療の充実を図るため鳥取大学医学部付属病院救命救急センター(米子市西町)の医療機器購入費として4840万円を9月補正予算案に計上した。同センターが島根県側から多くの重篤患者を受け入れている実情を踏まえ、地域医療再生計画の一環として、医療環境を向上させるため経費支援する考え。

 同センターのICU(集中治療室)などで使用するベッド、生体情報モニターや監視カメラなどの購入費に充てる。財源は、国の地域医療再生臨時特例交付金による基金を取り崩して対応する。島根県は10年度にも同センター外来の医療機器整備を支援している。

 島根県医療政策課によると、2010年の同センター利用者のうち14%、960人が県境を越えた安来市などの患者だった。

 島根県内で重篤な3次救急患者を受け入れる救命救急センターは、松江赤十字病院(松江市)県立中央病院(出雲市)浜田医療センター(浜田市)の3カ所。島根県は急患の受け入れ集中を緩和し、県民の医療サービス向上につなげる。

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