東工大、タイの連携大学院に環境工学科を新設『日刊工業新聞』2011年8月29日付

『日刊工業新聞』2011年8月29日付

東工大、タイの連携大学院に環境工学科を新設 

 東京工業大学は2012年6月、タイで同国の科学技術開発機構(NSTDA)などと運営する連携大学院に環境工学科を新設する。国際的な環境への意識の高まりを受け、タイ国内でも環境工学教育のニーズが大きくなっていることから開設を決めた。どの業種にも共通するような環境問題や技術を中心に講義し、自動車や機械、生物など、幅広い分野に対応できる人材の育成を目指す。

 定員は30人で、年内にタイやその周辺国から学生の募集を始める。講義はカセサート大学(バンコク市)と共同で進める。カセサート大が基礎科目を、東工大が専門科目を担当する。

 細かいカリキュラムや講義内容、募集要項について、現時点では国際的な環境問題とその規制、持続可能な社会を実現するための環境工学、環境リスク解析といった科目を計画している。

 選択科目には廃棄物の利用法やゼロエミッションなどの専門内容を折り込む。

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