『中日新聞』富山版2011年8月19日付

大学・短大進学率５４％　県教委調べ　就職者数は９２人増

前年度比

　県教委は、二〇一一年三月の県内高校卒業者について、進路状況の調査結果を公表した。大学や短大などへの進学者数は、前年度比百五十二人減の四千八百三十七人で、進学率は５４・２％と前年度を１ポイント下回り、全国十七位（岩手、宮城、福島県を除く）となった。前年度は十五位だった。 

　調査は五月一日現在。進学者の割合を地区別にみると、県内進学者が２６・９％（前年度２６・４％）を占め、関東が２０・５％（同２２・５％）、石川県が１７・９％（同１７・８％）、近畿が１３・１％（同１３・３％）、中部が１２・８％（同１２・３％）だった。 

　学部系統別では、社会科学が２９・３％（同２８・９％）と引き続きトップで、工学の１７・７％（同１７・６％）、人文科学の１３・１％（同１３・９％）、教育の１１・９％（同１１・５％）が続いた。 

　就職者数は千七百二十一人と前年度から九十二人増加した。県内就職者は千六百十人に上り、県内への就職割合は９３・６％（同９２・２％）で、全国二位（同四位）だった。　（相馬敬）