調味料やサプリ12品『読売新聞』愛媛版2011年8月17日付

『読売新聞』愛媛版2011年8月17日付

調味料やサプリ12品

 愛媛大学農学部と県内7企業が、「機能性食品」のブランド化を目指す組織を設立した。名称は「食」(eat)と「科学技術」(technology)を組み合わせた「eatech(イーテック)」で、ミカン表皮素材の調味料など5社の既存12品を認定した。産学連携を強めて市場に売り込む考えだ。

 同大学と企業が、成分の機能性を学術的に裏付けて発表した食品について、イーテックがブランドを認定。企業がロゴマーク=写真=を貼付して販売する仕組みだ。

 これまでの共同研究では「消費者へのアピール不足だった」(同大学)といい、ブランドの新設で企業側との連携を前面に打ち出した商品を展開する。

 すでに脂肪蓄積を抑える効果を確認したミカン皮を使った調味料や、コレステロール値を下げるたんぱく質配合のサプリメントを認定。県内のスーパーやコンビニに並び、菅原卓也准教授(45)は「学会発表のハードルは高いが、継続的に認定して県内の食品産業の活性化につなげたい」と話している。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com