広島大節電1カ月400万円減『中國新聞』2011年8月15日付

『中國新聞』2011年8月15日付

広島大節電1カ月400万円減

 広島大が扇風機やうちわを配る節電の取り組みを始めて、1カ月余りが過ぎた。東広島キャンパス(東広島市)と霞キャンパス(広島市南区)の7月の電力使用量は前年同月に比べ約5%減り、約400万円の電気代削減につながる一定の成果が出た。大学は費用対効果を検証し、今後の取り組みに生かす。 

 同大リスクマネジメントグループによると、7月の両キャンパスの電力使用量は約760万キロワット時で、昨年同月に比べ約40万キロワット時減った。料金換算で約400万円分の削減になったという。 

 同大は福島第1原発事故に伴う節電のニーズに対応し、古いエアコンの更新をはじめ、うちわ1万5千本と扇風機2千台の購入に約1500万円を投じた。 

 一方で同グループは「雨続きだったこともあり、節電は外的要因に助けられた部分も大きい」とみる。費用は各部局単位の取り組みを含めるとさらに増える見通しで、学内では「費用対効果を検証すべきだ」との声もある。

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