国公立大志向くっきり…石川 今春の県立高卒業者『読売新聞』2011年7月8日付

『読売新聞』2011年7月8日付

国公立大志向くっきり…石川 今春の県立高卒業者 

 石川県教育委員会は、今年3月の県立高校卒業者の進路状況をまとめた。

 全日制の大学進学率は46・6%で、2001年3月と比べて8・5ポイント増、全日制の卒業者全体に占める国公立大への進学率は19・3%で、同5・7ポイント増加した。景気低迷の長期化で保護者の財政事情が厳しくなる中、生徒の国公立大志向が浮き彫りになった。 

 全日制の卒業者は7737人。大学進学者は3602人で、うち1493人が国公立大に進んだ。短大は601人(卒業者全体に占める割合7・8%)、専門学校は1581人(同20・4%)だった。 

 就職者は1749人(同22・6%)、うち9割に相当する1589人が県内で就職しており、就職希望者の高い地元志向がうかがえた。 

 定時制の卒業者は169人。大学進学者は16人(定時制の卒業者全体に占める割合9・5%)で、国公立大は2人(同1・2%)。短大は17人(同10・1%)、専修学校は37人(同21・9%)だった。就職者は68人(同40・2%)で、このうち66人が県内で就職した。 

 通信制の卒業者は138人。大学進学者は14人(通信制の卒業者全体に占める割合10・1%)で、国公立大は1人(同0・7%)。短大は11人(同8・0%)、専門学校は36人(同26・1%)だった。就職者は1人(同0・7%)だけで、やはり県内で就職していた。

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