大卒の2割、進路決まらず 朝日新聞・河合塾調査『朝日新聞』2011年7月1日付

『朝日新聞』2011年7月1日付

大卒の2割、進路決まらず 朝日新聞・河合塾調査 

 今年3月に4年制大学を卒業した学生のうち、5人に1人は就職や進学などの進路が定まらないまま卒業していたことが、朝日新聞社と河合塾の「ひらく 日本の大学」調査でわかった。不安定な立場にいる卒業生は、少なくとも8万6153人にのぼる。全卒業生に占める割合を学部系統別でみると、最大で約5倍の格差があり、理系より文系の方が就職や進学に苦戦している傾向がみられた。

 調査は、全国の国公私立大学計759校を対象に実施。558大学から回答があった(回収率74%)。

 それによると、卒業者のうち、就職者は62.2%、大学院などへの進学者は16.1%だった。就職、進学者以外と、アルバイトなど「一時的な仕事」に就いた者、「不詳など」を合計した卒業生は20.8%にのぼった。

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