岩手大、沿岸被災地に復興センター 産学官連携拠点に『河北新報』2011年06月14日付

『河北新報』2011年06月14日付

岩手大、沿岸被災地に復興センター 産学官連携拠点に

 東日本大震災の復興支援策の一環として、岩手大は沿岸被災地に産学官の連携拠点 「地域復興センター」を設置する。10月までに釜石市の市教育センター内に本部を構え、本年度中にも同市周辺で活動拠点となる施設の整備に着手する。藤井 克己学長が13日の記者会見で明らかにした。

 センターは沿岸被災地の自治体や企業と連携し、生活と産業の復興支援や、地域防災研究を担う。将来は大学院機能も持たせ、水産業研究については他大学から教員を招聘(しょうへい)する計画もある。

 本部は10月までに釜石市教育センター内にある同大釜石教室(釜石市)に構える。活動拠点としては、被災した北里大海洋バイオテクノロジー釜石研究所(同)や財団法人釜石・大槌地域産業育成センター(同)の活用も検討し、早ければ本年度中に整備を始めるという。

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