訪問型AO入試定員倍増へ…山形大工学部、震災の影響を配慮『読売新聞』2011年5月31日

『読売新聞』2011年5月31日

訪問型AO入試定員倍増へ…山形大工学部、震災の影響を配慮

訪問型AO入試は、同学部システム創成工学科で11年度入試から行われている国公立大唯一の選抜方法。調査書と志望理由書、自己PR書で1 次選考の合否を決めた後、同大教授ら複数の試験官が、受験生の居住地を訪ねて数学や理科などの口頭試問を含む2次選考の面接を行い、最終的な合否を決め る。県内在住者も受験できる。11年度の合格者は2人で、実質倍率は11・5倍だった。

 交通費や宿泊費がかからない選抜方法により、受験生側の経済負担を軽減することが当初の狙いだが、震災発生後、「岩手、宮城、福島県などで、自宅や学校が被害を受けた受験生の救済にもつながれば」と定員増を決めた。同学科一般入試の定員は5人減の30人にする。

 出願期間は8月1~5日。1次書類選考は8月19日に合格を発表。2次面接は9月1日~10月7日で、10月13日に最終合格者を発表する。問い合わせは山形大工学部入試担当(0238・26・3013)へ。

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