学生が復興支援へネット結成 北大で報告会『朝日新聞』2011年5月15日付

『朝日新聞』2011年5月15日付

学生が復興支援へネット結成 北大で報告会

 東日本大震災の被災者に長期的な支援を続けようと、北大生らが中心となって震災直後、支援情報を提供する学生のネットワークを立ち上げた。北海道札幌市の北大で14日、現地にボランティアに出かけた学生の報告会を開き、今後どんなことができるかを話し合った。

 「北海道学生震災支援ネットワーク」と名付け、「Hokkaido Support」の頭の文字を取って「HOSUP(ホサップ)」と呼んでいる。

 報告会では、岩手県釜石市などでボランティア活動をした同大や酪農学園大、道教育大の学生3人が「男性と女性とでは必要な物資が異なる場合がある。細かいニーズを聞く必要性を感じた」「活動が精神的にもつらくなる場面がある。支えてくれる仲間を持つことが大切」など現地の様子を発表。約20人の参加者全員で、被災者には何が必要か、若者ができることは何かについて意見を出し合った。

 副代表の北大大学院1年夏目知子さん(23)は「学生が持つ時間とパワーを活用して、長く続く復興を支えていけるようネットワークを広げたい」と話す。

 ホームページ(http://ameblo.jp/hosup)でボランティア募集情報などが見られる。

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