被災地支える人材に 岩手大で新入生が力強く決意『岩手日報』2011年5月10日付

『岩手日報』2011年5月10日付

被災地支える人材に 岩手大で新入生が力強く決意

 岩手大(藤井克己学長)は9日、授業開始に合わせ、盛岡市上田3丁目の同大第一体育館で新入生歓迎の集いを開いた。東日本大震災の影響で4月7日に予定していた入学式が中止となったため、代替として開催。編入生や大学院生を含む新入生1581人が、被災地復興への貢献を胸に、勉学に励むことを力強く誓った。

 開始に先立ち、震災犠牲者に黙とうをささげた。藤井学長は「皆さんは震災復興元年の入学生。地域の希望のよりどころになると確信する」と激励した。

 新入生を代表して農学部の佐々木優花さん(盛岡三高卒)が「研さんを積み、復興を支える人材となることが社会的使命。石割桜の逆境に負けない強さを見習い、日本の復興のために精いっぱい努力する」と決意を述べた。

 新入生は学部生1215人、大学院生は366人。学部生のうち県内高校出身は521人。

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