福大筑紫病院建て替え 広さ1.8倍、救急医療拡充 『西日本新聞』2011年3月17日付

『西日本新聞』2011年3月17日付

福大筑紫病院建て替え 広さ1.8倍、救急医療拡充

 地元の開業医などと連携して地域医療の充実を図る福岡大学筑紫病院(筑紫野市俗明院、345床)で16日、新病院建築工事の地鎮祭があった。新しい病院は延べ床面積が現在の約1・8倍となり、救急医療を拡充させる。2013年5月7日に開院予定で、新病院完成までは現病院での診療を続ける。

 1985年に開設した筑紫病院は現在、小児科や内科など14診療科がある。老朽化に伴う建て替えで、現在駐車場の敷地に新病院を建築、地上5階建ての現病院敷地に立体駐車場を新設する。3月中旬に着工、14年6月に完成予定。総工費は約80億円。

 新病院(延べ床面積約3万4000平方メートル)は病床数が310床に減るが、地上9階建てとなり、病室や待合室などが広くなる。診療科数も変更せず、より専門的な救急指導医を常駐させて救急部を独立する。さらに、免震構造や壁面緑化などを採用し、快適性を向上させるという。

 岩下明徳病院長は「大学病院としても、地域医療の中核としても機能を充実し『あたたかい医療』を実現したい」と話していた。

 

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