大学など7校がスクラム 共通教育授業『大分合同新聞』2011年3月11日付

『大分合同新聞』2011年3月11日付

大学など7校がスクラム 共通教育授業

 県内の大学・短大・高専計7校は10日、県庁で共同会見を開き、互換可能な単位を導入した共通教育授業や市民対象の公開講座などを企画する「とよのまなびコンソーシアムおおいた」(代表・大嶋誠大分大学副学長)の設立を発表した。

 七つの「会員校」が連携し、それぞれの得意分野や人材を生かした講義などを企画、地域全体で教育力のレベルアップを目指す取り組み。大分大学の羽野忠学長は会見で「学生確保にもつながると期待している」と述べた。

 会員校の学生を対象とした共通教育授業は、それぞれの教授が専門分野に応じて講義を分担。当面は大分にちなんだ一般教養が主で、録画・編集した上でインターネットで配信、学生は自宅などのパソコンで受講できる。

 一般向けの生涯学習は外国語、地域学、パソコンなど計8講座を開講。専門性の高い実用的な内容を予定しており、立命館アジア太平洋大学の是永駿学長は「講座自体はバーチャルの『生涯教育大学』と言える」と自信を見せた。

 県内の各大学などはこれまでに、留学生を支援する「大学コンソーシアム大分」や、単独の学校では難しい研究分野に連携して取り組む「地域連携研究コンソーシアム大分」などを組織している。

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