3教育大の学長 教員養成など議論 宗像市『西日本新聞』2011年3月9日付

『西日本新聞』2011年3月9日付

3教育大の学長 教員養成など議論 宗像市 

 福岡、兵庫、宮城3県の教育大の学長によるシンポジウム「元気な教育日本の復活をめざす」が4日、宗像市の福岡教育大で開かれた。福岡教育大の寺尾慎一(60)▽兵庫教育大の加治佐哲也(59)▽宮城教育大の高橋孝助(67)-の3学長が教員養成の課題や対策について議論し、教育関係者など約120人が熱心に耳を傾けた。

 教育現場では近年、学力の低下、不登校など多様な課題があり、教員には、高度な専門性や豊かな人間性が求められている。教育大の役割も大きくなっており、問題意識を内外で共有しようと初めて開かれた。

 3人は、教員に必要な力を「自ら学び続ける力」「創造力」「対話力」などと提言。養成策として「目指す教師像の確実な共有」「大学院への進学促進」「海外留学の奨励」などを挙げた。今後10年間で教員全体の3割が退職期を迎える問題への対策の必要性も訴えた。

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