メディカルバレー構想フォーラム『大分合同新聞』2011年2月27日付

『大分合同新聞』2011年2月27日付

メディカルバレー構想フォーラム

 大分、宮崎両県が策定した「東九州地域医療産業拠点構想」(東九州メディカルバレー構想)の実現に向け、大分大学と科学技術振興機構JSTイノベーションサテライト宮崎は26日、産学官フォーラム「大分からのメディカルイノベーション」を大分市内で開いた。約150人が参加した。

 国や大分県、大分大、外資製薬大手の担当者ら5人が講演。国の新成長戦略の重点課題に位置付けられた「医療イノベーション」、医療機器の開発着手から現場への供給までに生じる遅れ「デバイス・ラグ」問題などをテーマに現状報告した。

 パネル討論では「大学の情報・資源などについて全体を把握できるコーディネーターが必要」(野口隆之大分大医学部長)、「医工連携に向け、ニーズの把握に企業と大学が距離を縮めることが大切」(荒木由季子経済産業省生物化学産業課長)などと提言。会場からは「医療産業への参入に関心があるが、規制が厳しい」といった声も出た。

 国立循環器病院研究センターの妙中義之研究開発基盤センター長を招いたセミナーもあった。

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