文科省、産学連携と地域連携の担当部署を4月に統合『日刊工業新聞』2011年2月4日付

『日刊工業新聞』2011年2月4日付

文科省、産学連携と地域連携の担当部署を4月に統合

 文部科学省は4月に、産学連携と地域連携で分かれていた担当部署を統合し、「産業連携・地域支援課」(仮称)を設置する。これまで旧文部省系の大学支援と、旧科学技術庁系の地域科学技術振興で担当局も分かれていた。しかしここ数年、イノベーション創出に向けて大学を中心に両部署が連携するケースが増えたことから、相乗効果を十分に出せるよう再編する。

 統合の一方は、旧科技庁系の事業を多く抱える科学技術・学術政策局で、基礎科学を地域活性化につなげる役割を持つ「基盤政策課地域科学技術振興室」だ。

 政府の事業仕分けで、文科省が地域支援をする意味が問われ、地域の大学を中心とする活動強化が課題だった。新たな課の人員は20人程度。同局内に置かれることから、大学関係者と同局の距離が縮む効果も期待できそうだ。

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