東大院生も3割、就職難 学生生活実態調査『朝日新聞』2011年1月11日付

『朝日新聞』2011年1月11日付

東大院生も3割、就職難 学生生活実態調査

 留学希望は減り、就職難の影響も受けています――。東京大学の大学院生も最近の傾向と変わらない状況にあることが、東大がまとめた学生生活実態調査でわかった。

 調査は2009年、大学院生2675人を対象に実施(回収率49.9%)。院生の調査は04年以来5年ぶりだった。

 大学院に入学してからの海外留学経験は、6.5%の院生が「ある」と答え、前回04年調査時の3.7%から増加した。しかし、機会があれば留学を希望するという回答は59.5%と前回61.2%を下回り、前々回(1999年調査)の65%からは5ポイント以上の減少となった。

 また就職の見通しについて、「かなり厳しい」「見通しがたたない」が36.3%で、前回36.1%から微増。文系に限れば、52.9%と半数以上が就職難の波を受けている。高年齢になるにつれ、明るい展望を抱く割合が減っていたという。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com