山梨大に「生命環境学部」、ワイン発酵技術も研究『読売新聞』2011年1月7日付

『読売新聞』2011年1月7日付

山梨大に「生命環境学部」、ワイン発酵技術も研究

 山梨大は、新学部「生命環境学部(仮称)」を早ければ2012年度にも設置する。

 政府の11年度予算案で、同大の運営交付金に新学部のカリキュラム作成などのための費用約2200万円が特別経費として盛り込まれた。設置が許可されれば、教育人間科学、工学、医学の3学部に続き4学部目となる。

 同大関係者によると、新学部は、果樹栽培など農業と密接な関係にある微生物や、食料生産などが主な研究教育分野となる。農業経営理論やブドウ栽培、ワインの発酵技術などについても研究する。

 新学部は、工学部の生命工学科や循環システム工学科、教育人間科学部の一部コースなどを統合して設置する方針で、大学全体の募集定員は変わらない見込み。

 同大は、早ければ今春にも文科省に設置許可を申請する。順調なら1年程度で認められるという。

 また、11年度の運営費交付金は約99億700万円で昨年から2000万円削減された。新規事業として遺伝子改変したウサギを使った動脈硬化治療の研究費約2000万円が認められたほか、10年度から医学部医学科の入学定員を5人増の125人としたことに伴う特別経費も計上された。

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