時事通信配信記事 2010年12月24日付
ノーベル賞、はやぶさも貢献＝科研費大幅増で、高木文科相
２０１１年度予算案で、文部科学省の科学研究費補助金が過去最大の６３３億円増となったことについて、高木義明文科相は２４日夕の記者会見で、菅直人首相の強い意向の他、鈴木章・根岸英一両博士のノーベル化学賞受賞や、小惑星探査機はやぶさの帰還が大きく影響したとの考えを示した。
高木文科相は、菅首相の方針について「今のわが国の国際的な位置付けから考えると、将来に向けて人への投資を実現したいということ」と説明。ノーベル賞受賞やはやぶさ帰還は「国民に勇気と励みを与え、そのことも（増額の）大きな力だろうと思う」と述べた。