公募意見15万件超=各府省要望のヒアリング開始-政策コンテスト 時事通信配信記事 2010年10月19日付

時事通信配信記事 2010年10月19日付

公募意見15万件超=各府省要望のヒアリング開始-政策コンテスト

 2011年度予算に盛り込む1兆円超の特別枠の配分を決める「政策コンテスト」で、各府省の要望事業についての政府の意見公募(パブリックコメント)が19日、締め切られた。全189事業が対象で、寄せられた意見は18日時点で15万件を超えている。最終集計ではさらに大きく増える見通しで、国民の関心の高さを示した格好だ。

 ただ、小学校の少人数学級化や国立大学の運営費交付金などを要望した文部科学省関係が多くを占めるなど、予算獲得に向けて関係者を動員した「組織票」も相当数含まれるとみられる。

 また政府の評価会議の作業チーム(座長・平野達男内閣府副大臣)は19日、各府省からのヒアリングを開始した。初日は内閣官房や内閣府の11事業の説明を受けた。

 ヒアリングは11月初めまでの予定。その後、玄葉光一郎国家戦略担当相を議長とする評価会議が3~4日間の公開ヒアリングを実施し、公募意見も参考にして12月初めにも優先順位づけを行う。最終的な配分額は菅直人首相が決定する。

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