文科省、ボランティア経験を加味 大学生ら無利子奨学金 共同通信配信記事2010年9月25日付

共同通信配信記事2010年9月25日付

文科省、ボランティア経験を加味 大学生ら無利子奨学金

 文部科学省は24日、所管の独立行政法人「日本学生支援機構」が大学生らに貸与する無利子奨学金の審査基準について、現行の世帯所得や学業成績のほかに、来年度からボランティアの経験も加味する方針を決めた。

 文科省は基準を満たしても枠の不足から貸与されない学生が出るのを防ぐため、来年度の対象者を本年度より約2万6千人増加。基準を満たせば申請者全員が奨学金を受けられるよう必要な予算を概算要求に盛り込んでいる。

 それでも所得が基準を上回ったり、成績が下回ったりした場合は受けられないが、ボランティアをすれば基準外でも“救済”される可能性が出てくる。ボランティアを申請の条件にはしない。

 授業料減免制度でも国公立大を中心にボランティア経験の適用を求める方針で、今後、中教審大学分科会で具体案を論議する。減免の基準に追加した大学には、私立大も含めて国の補助金増額を検討するという。

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