11年度予算:「特別枠」政策をHPで公開 配分に国民意見反映『毎日新聞』2010年9月8日付

『毎日新聞』2010年9月8日付

11年度予算:「特別枠」政策をHPで公開 配分に国民意見反映

 政府は7日、予算編成に関する閣僚委員会を開き、11年度予算で政権公約(マニフェスト)や成長戦略に関する政策に予算を重点配分する「特別枠」の配分方法について、国民から意見を募ることを決めた。「特別枠」向けに各省が要望した政策をホームページ(HP)などで公開し、9月中に意見を募集する。

 国民公開の場で特別枠の配分を決める「政策コンテスト」の一環。10月には政府・与党の政治家や有識者らで構成する「評価会議」を設置。寄せられた国民の意見を参考に政策の優先順位を付け、特別枠の配分を首相が最終決定する。

 菅直人首相は閣僚委で「従来は財務省が各役所と話し合って査定を行ってきた。今回はオープンな形で政策コンテストを行い、特別枠で大胆に(予算を)組み替えていく」と意気込みを語った。

 特別枠は、各省庁が経費を10年度予算比で1割削減し、浮いた財源のうち「1兆円を相当程度超える額」を充てる。各省庁の特別枠向けの要望額は、約2・9兆円に達している。【坂井隆之】

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