神戸大と篠山市連携協定 障害児支援、農業分野で 『神戸新聞』2010年8月31日付 

『神戸新聞』2010年8月31日付

神戸大と篠山市連携協定 障害児支援、農業分野で 
 

 神戸大学(神戸市灘区)と篠山市は30日、就学前発達障害児の支援や農業分野の共同研究などで連携し、地域活性化に寄与する協定を締結した。

 発達障害児については大学院保健学研究科が9月から、篠山市内の保育園や幼稚園で調査を実施。より良い支援のあり方を模索する。同研究科は神戸市でも同様の取り組みを進めており、「都市型の神戸と中山間地域の篠山を合わせ、支援の全国モデルを構築したい」としている。

 篠山市はこれまでに、大学院農学研究科と地域連携協定を締結。黒大豆栽培やマーケティングの共同研究、学生の農業演習などを進めてきた。これが発展し、今回の協定に結実した。

 神戸大で催された調印式の後、福田秀樹学長と酒井隆明市長、篠山市幹部が記者会見し、篠山市側は「発達障害児への対応は地方でも課題になっている」と述べ、プロジェクトへの期待を表明した。(中島摩子)

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