研究者らの交流提案 大学院大沖縄相 産業化にも強い関心『沖縄タイムス』2010年8月1日付

『沖縄タイムス』2010年8月1日付

研究者らの交流提案 大学院大
沖縄相 産業化にも強い関心

前原誠司沖縄担当相は31日、沖縄振興計画のレビュー(点検)の一環として科学技術、観光、情報技術(IT)、金融の各分野に関連する本島北部の施設を視察した。沖縄科学技術大学院大学(恩納村)では、アジア・太平洋地域を中心に、世界の若手研究者と学生による国際フォーラムなど交流の場を創設する人材育成の枠組みを提案。沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)のロバート・バックマン理事は「非常に重要だ」と理解を示した。

前原氏の提案は、来年度からの実施を想定。参加者は国内と海外を半々の比率にして、アジア・太平洋地域の科学技術と社会の将来を議論する場にする。

前原氏は意見交換したOISTの代表研究者や若手研究者に「皆さんの研究成果をどのように応用するのですか」と繰り返し尋ね、研究内容の産業化に強い関心を示した。

マングローブの自然や工芸、料理などを体験できるネイチャーみらい館(金武町)では、出迎えた儀武剛金武町長が、施設に隣接するギンバル訓練場跡地で町が推進する医療観光施設(メディカルツーリズム)の開発構想を説明した。

前原氏は視察後、閣僚を兼任する国土交通省が観光施策の一環で医療観光を重視していることに触れ「儀武町長と連携しながら、メディカルツーリズムというものを定着、発展させたい」と述べた。

IT分野で宜野座村サーバーファーム、金融分野で外為どっとコム名護支店(名護市)も視察した。

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