2010.07.23
【科学・技術は日本を救う】
東京工業大学 学長 伊賀健一
東京工業大学は,理工系総合大学として,「知の創造」と「ものつくり」を基本に,我が国の将来を担う人材育成と,世界に先駆けた学術研究に日夜取り組んでいます。
一方,平成23年度予算において,大学の教育・研究に係る経費を含む政策的経費が削減されると聞いております。
このことが現実となれば,大学に深刻な影響を及ぼし,国民が安心して大学の教育を受けられなくなることはあきらかです。
そのような事態になれば,高等教育に大きく予算を増強している欧米やアジア各国のいずれにも後塵を拝し,国力は相対的に衰退することは目に見えています。
高等教育への予算の確保の必要性についてご理解くださいますよう,お願い申し上げます。