山梨大、12年度めど生命環境学部を新設-微生物農薬など研究『日刊工業新聞』2010年7月23日付

『日刊工業新聞』2010年7月23日付

山梨大、12年度めど生命環境学部を新設-微生物農薬など研究

山梨大学は2012年度をめどに生命環境学部(仮称)を新設する計画を固めた。果樹栽培での微生物農薬や機能性食品の開発、豊富な河川水を使った自然エネルギーなど、山梨県の特性に基づく研究教育を手がける。県唯一の国立大として地元ニーズに対応すると同時に、工学部志願者減への対策を再編で実現する。運営費交付金削減と少子化に直面する国立大の中で、学部新設は08年度以来となる見込みだ。

新学部は工学部の生命工学科、循環システム工学科、ワイン科学特別教育プログラムと、教育人間科学部の共生社会コースを統合・再編して立ち上げる。「自然と社会との共生科学に基づいた持続的な食料生産供給」がキーワードだ。

ワイン科学研究センターの教育研究内容や工学部のバイオ、環境系などを新学部に集め、植物工場など先進農業にも取り組む一方、工学部はモノづくりに集中する。

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