認定看護師養成へ 福井大『朝日新聞』福井版2010年7月8日付

『朝日新聞』福井版2010年7月8日付

認定看護師養成へ 福井大

福井大学は来年度から、慢性呼吸器疾患の専門的な知識や技術を持つ「認定看護師」の養成課程を設ける方針を固めた。慢性の呼吸器疾患を扱う分野では全国初という。これに合わせて今月末、より専門度が高い看護ケアを担う人材を育成する「看護キャリアアップセンター」を、大学院医学系研究科に開設する。

「認定看護師」は日本看護協会が認定する資格で、院内の感染管理や救急看護など、特定の分野で深い知識と熟練した技術で高水準の業務にあたる看護師に授ける。高齢化社会の到来で呼吸器疾患が急増しているが、呼吸器に関連する認定看護師の資格は、今年2月までなかった。

同大学は、日本看護協会から養成機関の認定を11月ごろに受け、受講生を募る。定員30人。受講期間は6~12月。増悪期から安定期、終末期にいたる長い療養過程で、慢性疾患に苦しむ患者の生活の質(QOL)を維持するため、受講生には高度の知識と技術を習得するための専門教育課程を設ける方針だ。

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