鳥大の染色体工学に国補助『山陰中央新報』2010年6月30日付

『山陰中央新報』2010年6月30日付

鳥大の染色体工学に国補助

鳥取大学医学部(米子市西町)の染色体工学技術を使った研究に活用するため、鳥取県が狙っていた文部科学省の新事業「地域イノベーション(技術革新)クラスタープログラム」に、同大学のある米子・境港地域が採択された。3カ年事業で、本年度は7千万円の支援を受ける。政府の事業仕分けで、当初目指していた別の事業が廃止されたため、組み替え後の新事業に応募し、研究費を確保した。県と同大学が28日発表した。

県は当初、研究費として最大2億円の支援が期待できる「都市エリア産官学連携促進事業(発展型)」への応募を検討していたが、事業仕分けで廃止された。

今回採択された同プログラムは、都市エリア産官学連携促進事業の廃止に伴い、新たに創設された事業。全国11地域が応募し、鳥取県提案の米子・境港など7地域が選ばれた。

鳥取大学の押村光雄・染色体工学研究センター長によると、事業採択を受けて、医療や製薬産業への応用につながる研究や、薬物や食品の機能性・安全性評価に関する研究、産官学連携による食品素材の研究・商品化に取り組む。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com