道教大、学費全額免除を拡大 学内の経費削減で200人分『北海道新聞』2010年6月29日付

『北海道新聞』2010年6月29日付

道教大、学費全額免除を拡大 学内の経費削減で200人分

景気悪化で困窮する学生の増加を受け、道教大は28日、本年度から2年間、学内の経費削減などで財源を確保し、授業料の全額免除を拡大すると発表した。道教大によると、経費削減による取り組みは京都大が行っているが、道内国立大では初。

国からの運営費交付金の活用や節電など管理費削減で新たに5400万円を捻出(ねんしゅつ)し、前後期合わせて200人分を確保する。

道教大の授業料は学部生が年間53万5800円、大学院生が同52万800円。従来は一定の成績を満たし世帯収入が基準以下の学生を対象に、前後期ごとに授業料を全額か半額免除している。だが、昨年度は約1500人の該当者に対し、財源不足で約160人が対象外となっていた。財源の拡大で、授業料減免の予算は総額2億4200万円になる。

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